カレントディレクトリで実際に使われているバージョンだけを確認したい

mise lsは設定ファイルの場所やインストール状況まで含めた一覧を表示するが、単純に「今このディレクトリで有効なバージョンは何か」だけを知りたい場合は情報が多すぎる。mise currentを使うと、カレントディレクトリで現在有効なツールとバージョンだけをシンプルに表示できる。

mise current の基本

jqyqmise.tomlに記述したディレクトリでmise currentを実行する。

$ mise current
jq 1.7.1
yq 4.44.3

mise lsのように設定ファイルのパスなどは表示されず、ツール名とバージョンだけが並ぶ。出力がシンプルなため、シェルスクリプトから結果を扱いやすい。

特定のツールだけ確認する

引数にツール名を指定すると、そのツールのバージョン番号だけが出力される。

$ mise current jq
1.7.1

ツール名も付かずバージョン番号だけが出力されるため、$(mise current jq)のようにコマンド置換でスクリプトに組み込みやすい。

mise.tomlに書かれているがインストールされていない場合

mise.tomlにツールが記述されていても、実際にはインストールされていない状態でmise currentを実行すると、警告を出しつつもmise.tomlに書かれたバージョンをそのまま表示する。

$ mise current
mise WARN  jq@1.7.1 is specified in /path/to/project/mise.toml, but not installed
jq 1.7.1
mise WARN  yq@4.44.3 is specified in /path/to/project/mise.toml, but not installed
yq 4.44.3

mise currentmise.tomlの記述内容を表示するコマンドであり、実際にインストール済みかどうかまでは保証しない。インストール状況を確認したい場合はmise lsを使う。

mise.tomlに記述がないディレクトリで実行した場合

mise.tomlにツールの記述がないディレクトリでツール名を指定すると、バージョンが設定されていない旨の警告が出力される。

$ mise current jq
mise WARN  Plugin jq does not have a version set