tmuxの設定を変更していて設定内容を確認する場合、毎回tmuxを再起動するのは面倒なので設定ファイルを即時反映させたい。
本記事では再起動せずに即時反映するコマンドを記載する。

tmuxの設定ファイルを即時反映するコマンド

tmux source-file コマンド

tmuxの設定ファイルを即座に反映するには、以下のようにtmux source-fileコマンドを実行する。

$ tmux source-file ~/.tmux.conf

このコマンドを実行すると現在のtmuxセッション内で設定ファイルを再読み込みし、設定が反映される。

tmux source コマンド

source-fileコマンドのより短いエイリアスとしてsourceコマンドも使用できる。
sourceコマンドはsource-fileと同じ機能を持ち、設定ファイルの即時反映する。

$ tmux source ~/.tmux.conf

キーバインドに登録する方法

設定ファイルの即時反映をより簡単にする方法として、tmuxのキーバインドにsource-fileまたはsourceコマンドを登録できる。
特定のキーバインドを押すだけで設定ファイルの変更を即座に手早く反映できる。

例えば、以下の設定を~/.tmux.confに記述すると、prefix+rキーでsource-fileコマンドを実行できるようになる。

bind r source-file ~/.tmux.conf \; display ".tmux.confを再読み込みしました"

上記の例では、prefix+rを押すと、~/.tmux.confという名前の設定ファイルが再読み込まれ、その結果を通知するメッセージが表示される。

別のキーに割り当てたい場合はrを別のキーに変更する。

キーバインドに登録すると設定ファイルの反映作業が簡単になり、設定の変更やカスタマイズを素早く試したい場合に便利となる。